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研究と調査

 

NPO行徳自然ほごくらぶでは、人と野鳥をはじめとした生き物との共存を目指して、いろいろな研究や調査を行なっています。

傷病鳥の追跡調査

 

野鳥病院を退院し、野生復帰した鳥たちは、無事に暮らしていけるのでしょうか? 追跡調査することで、よりよい傷病鳥救護につなげていけるはずです。

 

カワウ・サギ類調査

ときには“害鳥”として捉えられることもある、カワウやサギ類。彼らも地球の仲間です。共存の道を探るため、調査をしています。

 

湿地の水質調査 

 

行徳鳥獣保護区では生活排水を導入して湿地を維持しています。水の汚れを栄養源として育つ微生物の働きで、水質浄化と生物誘致を同時に進める方法です。このため、水質調査は欠かせません。

 

生き物・植物の調査 

 

人工的に造成された『行徳鳥獣保護区』に根付いた植物や、そこに暮らす鳥獣、虫、水生生物たち。その種類は? 調査結果に基づいた観察会も開催しています。

セグロカモメ調査

 

冬、“市川野鳥の楽園”に集まるセグロカモメたちが、どこから来てどこへ行くのか、調査を行なっています。身近な鳥でも、わかっていないことって、多いんです。

​そのほか

 

そのほか、環境に関するさまざまな調査を行なっています。

 

傷病鳥の追跡調査

野鳥の追跡調査は、おもに標識足環を取り付けて行いますが、その後の野鳥の行動は、野鳥愛好家などから写真や情報を寄せられることで判明、というのが現状です。

そこで、野鳥に小型GPS端末を取り付けて追跡調査を行うプロジェクトがスタートしました。傷病鳥の野生復帰後の状態が把握できれば、よりよい治療、救護につなげていけると考えています。

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湿地の水質調査

行徳鳥獣保護区には雨水のほかの淡水源がなく、生活排水を導入して湿地を維持しています。水田のような浅い池で、水の汚れを栄養源として育つ微生物の働きによって、水質浄化と生物誘致を同時に進めるという方法です。


このため、水質調査は欠かせません。手間がかからず、専門家でなくてもできる「パックテスト」という簡易調査で、COD、リン酸態リン、アンモニア態窒素などを調べ、必要に応じて塩分濃度や溶存酸素量なども測定しています。


こうした水質調査は1986年から続けられており、現在も千葉県から委託された管理作業の一環として毎月行われています。

 

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セグロカモメ調査

セグロカモメは日本各地でふつうに見られる冬鳥ですが、繁殖地やどんなルートで渡ってくるのかなど、その生態はあまりわかっていません。そこで2007年から、行徳野鳥観察舎前の水路に毎冬やってくるセグロカモメに対し、カラーリングによる標識調査をスタート。その結果、越冬中の行動や、帰還率の高さなどがわかってきました。

2011年には、NPO法人バードリサーチの調査研究支援プロジェクトからご支援もいただき、“ジオロケーター”という機器を利用して繁殖地の調査もはじめました。現在も調査を継続、分析中です。経過はFacebookページブログでお伝えしています。

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カワウ・サギ類の調査

カワウやサギ類は、集団で営巣して樹木を枯らしたり住宅地に影響を及ぼすことがあり、また漁業被害が問題となることもあって、ときには“害鳥”として駆除されます。しかし、たとえばカワウは1970年代に絶滅が危惧されたこともあったのです。

当会では、カワウやサギ類との共存の道を探るため、生息状況や被害の状況をモニタリングしています。行徳鳥獣保護区の湾岸道路沿いでは、カワウの保護と樹木の保全を両立させるため、人工的な営巣用やぐらを設ける試みなども行っています。

 

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生き物・植物の調査

行徳鳥獣保護区内や周辺の野鳥をはじめ、昆虫、水生生物、植物などの調査を継続的に行なっています。調査結果に基づいた観察会なども開催しています。

 

【おもな実績】

・鳥類カウント(保護区内/新浜鴨場/江戸川放水路/三番瀬/市川北部)

   ※最新の行徳地区鳥類調査結果はこちらをご覧ください※

・周辺地域コアジサシ繁殖状況調査

・環境省モニタリング1000 シギ・チドリ類調査参加

・タヌキ調査(日本大学動植物研究会との共同)

・保護区昆虫調査

・江戸前干潟研究学校(水生生物調査)

・保護区植物調査

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​そのほか

準備中です

 

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