特設サイト公開記念企画展
『夢の自然学習館』イラスト:中川暁さん
2020年に開館した市川市行徳野鳥観察舎『あいねすと』。ここでは2015年まで旧観察舎がお客様をお迎えしていましたが、、耐震基準の改定に伴い閉館して現在に至ります。
旧観察舎は古かったため、閉館が決まる前から、スタッフや会員たちは“理想の自然学習館”の夢を語り合っていました。その妄想の一部を、元アニメーターのイラストレーター・中川暁さんのイラストとともに公開します。
なお、館内を見学しているキャラクターは“保護区の妖精たち”です。
【妄想 外観】行徳鳥獣保護区と夢の自然学習館
スタッフや会員が妄想した“夢の自然学習館”は、行徳鳥獣保護区内にあるという設定。トリを模した形をしていて、宙に浮くこともできます(夢ですからね)。外壁は人工の岩場になっていて、磯に生息する生き物の利用を期待しています。
【妄想 展示】見て聞いて触って、体感できる展示室
・大型水槽と干潟や水辺の情景模型
・未来のタッチスクリーン
・触れる標本展示室
・傷病鳥のための屋上フライングケージ
各階には五感で楽しめる展示室が。『大型水槽』ではトビハゼやチゴガニをはじめ、保護区内で実際に見られる生物が間近で見られます。周囲には干潟や水辺に暮らす鳥たちの実物大模型も。『触れる標本展示室』には、鳥の骨格標本や剥製、使われなくなった巣などに触ってみることができます。『未来のタッチスクリーン』は、未来のテクノロジーにより、触れると鳥の映像が飛び出し、鳴き声や動きまでわかる“夢の野鳥図鑑”(夢ですからね)。『屋上フライングケージ』は、ケガなどで保護された野鳥たちがのびのび暮らせるスペースです。なお、この図は妄想ですが、行徳鳥獣保護区には実際に野鳥の救護施設があり、当会が救護活動を行っています。
【妄想 空間】ホッとひといき、便利な休憩スペース
・リラックスルーム
・キッズルーム
こんなスペースでくつろぎたい!? 『リラックスルーム』には、羽毛のようなデザインのハンモックや猛禽類を模した椅子でひと休み。水槽展示されたクラゲの動きにココロもやすらぎます。『キッズルーム』には生き物のおもちゃや絵本がいっぱい! 子供たちが自由に遊べるスペースで、授乳室などもあるという設定です。
【妄想 エレベーター】待ってる間は絵を眺めて
各階のエレベーターの扉には生き物の楽しいイラストが。こんなエレベーターだったら、待ち時間も楽しい!?
【妄想 まとめ】夢と理想は無限大!
私たちの夢と理想と妄想の数々、いかがでしたか?
当会では実際に、かつて開発で失われた湿地再生のため、“理想の行徳鳥獣保護区像”を夢に描き、管理や環境改善に取り組んでいます。
これからも“理想の自然観察会”、“理想の野鳥救護施設”などなど、たくさんの夢を描いて、実現を目指し歩んでいきます。