当会の沿革

 

NPO行徳自然ほごくらぶ(旧称:行徳野鳥観察舎友の会)は1979年、行徳野鳥観察舎の利用者の親睦を深めながら野鳥にとって棲みよい環境を守り育てることを目的に結成されました。当会の歩みをご紹介いたします。

30余年の歩み

当会は1979年に『行徳野鳥観察舎友の会』として、行徳野鳥観察舎(1976年開館)の利用者の親睦を深めながら、野鳥にとってすみよい環境を守り育てることを目的に結成されました。埋め立てで失われた東京湾の湿地環境を、行徳鳥獣保護区の中に復元しようと、行政や地域の方々と協力して、これまで30余年にわたって活動を進めてきました。


この間、活動基盤を強固なものにするため、2000年にはNPO法人となりました。また、NPO税理士ネットの全面的なご協力で、2012年には認定NPO法人に認定されました。

 

湿地の復元を目指して

保護区に水鳥を呼び戻すには、淡水の池や湿地が必要でした。そこで1986年『春の小川作戦』を開始。まず、観察舎前の丸浜川を流れる家庭排水に水車で空気を送り込み、水中の食物連鎖を活性化させると、ドブ川がみるみるきれいになっていきました。

この川の水を水源とし、1987年に保護区内に池を作ると、カモやシギなどの水鳥たちがやってきました。この『春の小川作戦』はトヨタ財団第4回研究コンクールの助成を受けて行なわれ、1989年には同コンクールで最優秀賞を受賞することができました。

『2050年の保護区』実現に向けて

その後も市川南ロータリークラブをはじめとした地域の方々に支えられ、行政と一体となって湿地再生に取り組み、現在の保護区が形成されました。

 

今後は、会員一同『2050年の保護区・観察舎』をテーマに夢を語り合い、その実現に向けて邁進いたします。まずは、夢の未来像作りから。みなさまもどうぞご参加ください。

 

沿革

 

1979年

『行徳野鳥観察舎友の会』設立

 

1986年

湿地再生の取り組みにより『トヨタ財団第4回研究コンクール』最優秀賞を受賞

 

2000年

NPO法人化

 

2012年

認定NPO法人に

2021年

​『NPO行徳自然ほごくらぶ』へ改称

名称変更のご挨拶

新しい行徳野鳥観察舎「あいねすと」開館に想う                       理事長 鈴木 晃夫

 2019年10月11日、ついに新しい行徳野鳥観察舎がオープンしました。多くの人々が連日訪れ、館内で販売しているコーヒーを片手に、野鳥観察や湿地の景観を楽しんでいます。子どもたちの歓声も聞こえてきます。この夢のようなできごとは、野鳥観察舎の再開を願うたくさんの人々の努力と行動があったからこそ、実現できたことです。


 2015年12月に当時の野鳥観察舎の無期限休館が決まった時、当会は、子供たちを含む多人数が集い、保護区の湿地景観を見渡せて、野鳥などの生き物に親しめる施設は必要だ、と考え、行政に要望を出しました。しかし、当会自体が、観察舎や野鳥病院、保護区の管理などを行政から請け負う「受託事業者」だったことから、それ以上の抗議行動等は行いませんでした。


いっぽう、「行徳野鳥観察舎を愛する者一同」の皆さんが積極的な署名活動を展開され全国から20000 筆を超える署名が集まったほか、さまざまなネットワーク、そして個人の力で、観察舎存続・再開を願う要望書などの「声」が行政側に送られ、メディアにもとり
あげられました。観察舎再開を公約にした市長候補が当選したのは、そんな力強い流れがあったからでした。観察舎の再開を願い行動された一人一人の方に、そして公約を実現し観察舎の再スタートを形にしてくださった村越市長に、そのための様々な手続きや調整に
奔走された関係者の方々に、改めて感謝申し上げます。


新しい観察舎の運営形態は、以前と違って市川市の直営ですので、当会は観察舎の業務を受託していません。観察舎を愛し保護区の魅力を伝えてきた当会としては、正直申し上げて残念なことではあります。しかし、保護区の管理業務や観察会は当会の仕事として残
されているので、新しい観察舎と連携は必須です。前向きに業務を行っていきたいと思います。


このたび、会の名称を「特定非営利活動法人行徳野鳥観察舎友の会」から「NPO行徳自然ほごくらぶ」に変更します。ひとつは観察舎の運営団体であるとの誤解を避けるために、そして、この保護区の魅力と重要性を伝えていくために鳥に限定せず多様な生き物の
世界の繋がりに目も向けていきたい、そんな思いからです。


今後とも、どうかご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。