行徳地区鳥類調査結果

 

当会では定期的に行徳地区の鳥類調査を行なっています。ここでは、その最新の調査結果を中心にご報告致します。

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2017年春 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。シギ各種やオオヨシキリも記録されました

 

平成29年4月25日と5月14日、行徳地域の野鳥を数える調査を行いました。全部で50種、約4700羽の鳥が記録されました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

 

全国的に激減している湿地の渡り鳥シギ・チドリの仲間も、数は多くないながらも記録されました。江戸川放水路ではメダイチドリやソリハシシギが、三番瀬ではミヤコドリやチュウシャクシギが目立ちました。ハマシギやダイゼンは他所に移動していたらしく、この日はあいにく不在。行徳鳥獣保護区ではイソシギやタシギが見られました。

行徳鳥獣保護区で集団繁殖しているカワウは約3500羽、例年並みでした(カワウは、時間帯により移動・出入りが激しく、カウントされる数は毎回かなり差があります)。

 

また、近年行徳一帯で減っている湿原の小鳥オオヨシキリとセッカがそれぞれ10個体ほど記録され(江戸川放水路と行徳鳥獣保護区)、担当者は胸をなでおろしました。

行徳鳥獣保護区内の湿地ではツバメが多く、巣材の泥を地面からついばむ姿がみられました。いっぽうで、森林化もすすみ、シジュウカラなど小鳥も定着しています。

 

 
2018年春 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。

湿地の鳥シギ・チドリやオオヨシキリが今年も記録されました

平成30年4月28日(一部5月11日及び13日)に、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

全部で51種、約6000羽の鳥が記録されました。

行徳鳥獣保護区では、減少著しい湿地の小鳥(オオヨシキリやセッカ)、シギ類・サギ類などがどうにか記録されましたが、種類・数ともに伸び悩んでいます。アオサギ・ダイサギの繁殖は明るいニュース。いっぽう、シジュウカラ、コゲラ、ツミといった森林性の鳥たちが今年も記録されました。

 

三番瀬(市川・浦安側)では、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、ダイゼンなど海浜性の大型シギ・チドリが堅調。コアジサシの群れも飛んでいました。いっぽう、ミヤコドリやメダイチドリが「欠席」。湾内のどこかにはいるはず。

 

カワウはトータルで3500羽と去年並み。カウント時、保護区内では少なく、三番瀬などへ出かけていたと推測されますが、いずれにしろ単純比較は困難です。

 

 
2018年夏 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。

数、種類とも少なめでしたが、稀少なシギ類も記録されました

平成30年8月26日(一部8月12日及び21日)に、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

全部で43種、約4300羽の鳥が記録されました(ただし、カウントの日時が場所によって違うので総計はあくまでも参考値です)。

あまりの猛暑で、鳥も「出たくないよ~」という感じなのか、数も種類も多いとは言い難い。シギ類が見られたのが救い。江戸川放水路や塩浜海岸干潟を好むシギが、行徳鳥獣保護区では淡水性のシギが少数ながら記録されました。稀少なオバシギとアオアシシギは感涙ものです。放水路名物のムナグロ、三番瀬名物のミヤコドリも健在。

森林性の小鳥も、渡り途中のコムクドリのほかは目立ちませんが、猛禽類は3種を記録。昨夏のカウントでも記録されており、若鳥の独り立ち・拡散と関係があるのかもしれません。

カワウは、昨年より微減。しかし、これがそのまま生息数にはあてはまりません。三番瀬沖合など近隣地域と大規な移動を短時間のうちに行っており、数の正確な把握が難しいからです。

なお、江戸川放水路河口では、数日前から三番瀬や保護区で見られていた巨大な迷鳥「オオグンカンドリ」が舞っていました。船橋側の上空だったのでカウントにはいれていません。

 

 
 
2019年冬 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。

湿地の鳥から、小鳥、猛禽まで幅広く記録されましたが、やや少なめでした

平成31年1月12日(一部1月13日及び15日)に、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

全部で約50種余り、約18,000羽の鳥が記録されました。

あくまでも参考として昨年と比較すると、鳥の数も種類も約2割ほど少ない数字になっており、「今年は冬鳥が少ない」という周囲の声と合致しているようにも見えます。また、12日は、厳しい寒さで氷雨もぱらつき、草藪に潜んだまま姿を見せない小鳥たちもいたでしょう。三番瀬では水鳥の群れが遠く広範囲にばらけていて、調査者泣かせの状況でした。

そんな中でも「猛禽パラダイス」の異名をとる行徳鳥獣保護区は健在、4種が出現しました。減少が危惧されている鳥のなかでは、コサギ、イソシギ、モズ、タヒバリなどが出現しましたが、バン、タシギ、チュウヒは「欠席」。

江戸川放水路では、潜水ガモ類の群れや希少種ミヤコドリとズグロカモメが目を引きます。いっぽう、放水路に定着していたムナグロ越冬群が不在。気がかりです。珍しいところでは、アカハジロの交雑種が3羽。カウント区域より上流側にはアカハジロ交雑個体がもう1羽、さらに越冬期には珍しいアジサシも見られたとのこと(カウント数には含めず)。

三番瀬では、スズガモの群れのほかに、ホオジロガモなどの常連が少数ながらそろいました。オオバンが多い。魚食性の希少猛禽ミサゴが3羽。

 

2019年春 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。

シギの群れやサギ、オオヨシキリも記録されました。

令和元年5月5日と14日、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。

全部で約50種、約6000羽の鳥が記録されました。詳細はpdfファイルをご覧ください。

全国的に激減している干潟の渡り鳥シギ・チドリの仲間も記録されました。三番瀬ではハマシギ、江戸川放水路ではチュウシャクシギなどのまとまった群れはこのカウントでは久々で、とても嬉しいことです。また、その一部が行徳鳥獣保護区も利用している様子がわかります。

 

保護区では、近年繁殖を始めたダイサギもめだちました。湿地の小鳥、オオヨシキリとセッカもとりあえずは健在。カワラヒワが割合めだちました。

いっぽう、他日には記録されていた保護区の淡水性シギやヒクイナ、そしてアジサシ類が残念ながら欠席。

 

カワウは約3300羽、数字だけ比べれば昨年より微減していますが、例年並みといえるでしょう。周辺にばらけていた昨年と違い、保護区内にいた個体が多かった模様。(カワウは、時間帯により移動・出入りが激しく、カウントされる数は毎回かなり差があります)

 

 
2019年秋 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。サギ類、シギ類などが記録されました。

令和元年8月17日と20日、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

 

全部で34種、約1700羽の鳥が記録されました。

 

種類・数とも昨年を下回りました。が、数字だけの単純比較は危険。以下は参考としてお読みください。

 

①カウントされた羽数の少なかった原因の一つが、いつも多数派のカワウが観測地点のどこでも少なかったこと。行徳以外の地域や、三番瀬の沖合に出ているのかもしれません。

②カワウ以外でも、数・種類とも減だが、「去年はカウントされた鳥が今回たまたまいなかった」「渡りのピークがずれている」等の可能性も。

 

しかし、以前はどの地点でも観察された普通種が、特定の観測地点でしか記録されなくなってきています。今回、カイツブリの記録は鴨場のみ。コサギやダイゼンなどは放水路のみ。

 

いっぽう、保護区では久々にセイタカシギが、三番瀬ではミヤコドリやアジサシ類の群れがみられました。それぞれの区域が、それぞれの環境の特色を生かして役割分担し、トータルで行徳の鳥相をどうにか支えているような感じでしょうか。

 

 
2020年冬 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。60種類が記録されました。

令和2年1月11日(一部12日及び15日)、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。調査結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

全部で60種、約10000羽の鳥が記録されました。このうち、日時による変動が大きく前年比較が困難なカワウとスズガモを除くと、約3500羽。数・種類とも昨年を上回りました。

普段はいるのにカウント時に限って姿をみせない「欠席組」が今年はさほどなく、まんべんなく記録された印象です。ちなみに今回の欠席はハイタカ、ベニマシコ・シメ、近年不調のバン、タヒバリなど。チュウヒ・タシギ、シロチドリは出現しました。

 

カモは分布が偏りましたが、ひととおり出現。珍種クビワキンクロも。

 

小鳥では、アカハラ・シロハラ(大型ツグミSP含む)が多い印象。昨年不調だったホオジロの仲間は、今年も多くはありませんが、カウント数の上では少し回復。

 

※カウントでは、その区域の鳥をすべて残らず数えられるわけではありません。鳥は日時によって大きく移動しますし、天候にも左右されますので、データの数字だけを単純比較して鳥の状況を判断することはできません。上記はあくまでも参考としてお読みください。

 

 
2020年春 行徳地区鳥類調査結果

行徳地域の野鳥カウントを行いました。シギ類やサギが記録されました。

令和2年5月9日と5月10日、行徳地域の野鳥を数える調査が行われました。全部で44種、約2400羽の鳥が記録されました。結果詳細はpdfファイルをご覧ください。

このうち、日時による変動が激しいカワウとスズガモを除くと約800羽。数としては昨年を下回りました。

全国的に激減している湿地の渡り鳥シギ・チドリの仲間、ハマシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ダイゼンなどの干潟性の種類を、三番瀬や江戸川放水路で記録。少数派のオバシギは朗報。これらのシギの一部が、行徳鳥獣保護区にも飛来しています。

 

一方、保護区の住人であるはずの淡水性のシギチドリは、この日は全種欠席。残念。カイツブリやバン、サギ類が記録されたのが救い。

 

小鳥類では、近年減少が心配されているオオヨシキリは出現、セッカが欠席。冬の間多かったメジロが記録されず、カワラヒワが割合めだちました。渡り途中のキビタキも鴨場で記録されました。

 

※カウントでは、その区域の鳥をすべて残らず数えられるわけではありません。鳥は日時によって大きく移動しますし、天候にも左右されますので、データの数字だけを単純比較して鳥の状況を判断することはできません。上記はあくまでも参考としてお読みください。